関西大学体育会アメリカンフットボール部「KAISERS」は、関西学生アメリカンフットボール連盟に所属する課外活動団体です。1935年に創部し、関西学生リーグ1部で4度の優勝、甲子園ボウルで2度の日本一に輝いた歴史を誇ります。

チーム名「KAISERS」は、本学の応援歌に登場する「カイザー関大」に由来し、「皇帝」を意味します。
また、関西大学体育会全体で「カイザーズ」の名称とロゴを共有しており、全国的にも珍しい統一ブランドの取り組みとなっています。さらに、スクールカラーである紫紺を基調とし、伝統色である金色をアクセントにしたユニフォームをまとい、その伝統と誇りを体現しています。

今年のKAISERSの決意
今年のKAISERSは、「フットボールを全力で楽しむ」という伝統を大切にしつつ、日々の活動が当たり前であることに感謝し、「LOVE」の理念をより強く意識して行動していきます。そして、日本一の栄冠を本気で目指します。
2025 TEAM SLOGAN
LOVE〜愛し愛されるチーム〜
KAISERSが掲げるチーム理念「LOVE」には、以下の4つの価値が込められています。
【L】LOYALTY(忠誠心):信念を持ち、最後までやり抜く。
【O】ONE PRIDE(一丸):全員が誇りを共有し、心を一つにして戦う。
【V】VICTORY(勝利):勝利にこだわり、一瞬一瞬に全力を注ぐ。
【E】EXCITE(熱狂):挑戦を楽しみ、観る人を魅了するプレーを生み出す。
チームの目的と姿勢
目標は日本一。
活動の目的は、関わるすべての人が「考動」(=考えて行動)できる人材へと成長すること。
経験を通じて得られる学びを、人生の財産とすること。
「日本一」を経験することは、日常生活ではなかなか得がたい機会です。
しかし、KAISERSにはそのチャンスがあります。だからこそ、全力で挑みたいのです。
私たちは、身体能力やセンスではなく、地道な努力とひたむきな姿勢で強豪やライバルに挑むチームです。
それこそが、KAISERSの本質です。

人としての成長を目指して
選手としてのキャリアが終わったあとも、社会で活躍できる人材となること。それが、私たちが考えるアメリカンフットボール部の活動意義です。
スポーツは「自己満足」ではなく、「自己実現」のための大切な手段であり、人材育成は「日本一」と並ぶ、私たちのもう一つの目標です。
伝統と挑戦
2009年、歴代OBの努力が実り、61年ぶりに学生日本一を達成しました。
私たちは再び「日本一」を目指し、チーム一丸となって日々努力を重ねています。
KAISERSは、スポーツがもつ「喜びの力」や「感動を分かち合う力」を、皆さまと共有できるチームでありたいと願っています。



地域との連携と感謝
KAISERSの活動は、大学・ファン・OB・地域の皆さまの支えによって成り立っています。
私たちは、その応援に応えるべく、日本一を目指す本気の活動を展開するとともに、地域貢献にも力を注いでいます。
地域清掃や小中学生への普及活動など、課外活動を通じて感謝の心や他者への思いやりを育む教育にも力を入れています。2011年度には吹田市長より感謝状も授与されました。このような経験は、大学生活だけでなく、将来社会に出た際にも必ず役立つと確信しています。

KAISERS 90th — 次の時代を走り出す子どもたちへ
フラッグフットボールスクール開校‼︎
関西大学アメリカンフットボール部KAISERSは、青少年の健全な競技振興と健康増進を願い、90周年記念事業の一環として、小学生向けフラッグフットボールスクールを開校しました。このスクールは、関西大学アメリカンフットボール部と、地域と共に歩む組織である「関西大学カイザーズ総合型地域スポーツ・文化クラブ(通称:カイザーズクラブ)」との共同事業として実施されています。
現場での指導には、大人の専門指導者に加え、現役大学生選手がコーチとして参加し、子どもたちと一緒にフィールドで汗を流しています。楽しく安全にフラッグフットボールを学びながら、仲間と協力する喜びや体を動かす楽しさを体感でき、礼儀やチームワークといった大切な力も自然と身につきます。
私たちは、この取り組みを通じて地域の子どもたちにスポーツの楽しさと成長の機会を届けるとともに、未来のKAISERSの仲間がここから育ってくれることを心から願っています。
